よく頂くご質問

お参りについて

問いお賽銭の意味は?

皆さんは神仏に参詣すれば、なにげなくお賽銭箱にお金をいれます。このお賽銭の意味をおわかりでしょうか?お賽銭は、なにか願い事、たとえば『家内安全』や『身体安全』をお金で叶えてもらおうとゆう下心のように思われ、祈願成就の御礼の意味ととらえられがちです。
しかし、もともと仏教では、祈願や祈祷はありませんでした。しかし時代が下がるにつれて人々の生活に密着して密教の発達の影響も受けて、仏教は様々なかたちで『祈り』を取り入れてきました。
ですから、お賽銭は自分の祈りの心を金銭に託し、とらわれ・こだわりの心を捨てるお布施なのです。仏教では、お布施は修行のひとつであります。ですからお賽銭は修行させてもらっている、とも言える行為なのです。

問いどのように手を合わせたらいいですか?

紅龍山布施弁天は真言宗豊山派のお寺です。基本は合掌をして下さい。両手を合わせて指をたがいに交差させ、右手の五指を左手の上に乗せる(金剛合掌)か、両手の指先をそろえて合わせ、中を少しふくらませる(蓮華合掌)で手を合わせてお参り下さい。

問いなぜ祈祷札はつくるのですか?

祈祷札した御札はご本尊様と同体です。常日頃、祈祷札がお部屋に置かれることで、自分の願いを弁天様が見守っていると確認でき、その目標に邁進できるからです。

問い本堂内は撮影禁止なのですか?

各寺院によって違うと思いますが、当山では信仰の対象と重視しているので、写真を撮る対象として認めておりません。特別な理由がない限り撮影は、禁止しております。御祈祷中は携帯電話を電源を切るか、マナーモードにしていただいております。祈祷をしている方々全員が、落ち着いた気持ちで弁天様に願いが届きますよう、御協力お願いいたします。

問いお参りの作法って?

紅龍山布施弁天は真言宗豊山派のお寺です。基本は合掌をして下さい。両手を合わせて指をたがいに交差させ、右手の五指を左手の上に乗せる(金剛合掌)か、両手の指先をそろえて合わせ、中を少しふくらませる(蓮華合掌)で手を合わせてお参り下さい。

問い絵馬はなぜかけてあるのですか?

古来は、神仏に馬を奉納することが始まりで、馬は神として崇められていました。しかし、一般の方には難しく、そこで馬の絵を描きその絵を通して願がったのであります。

問い蝋燭はなぜつけるのですか?

蝋燭は仏教では、智慧をあらわしております。また布施弁天では、浄土の世界を照らすものとして、蝋燭をつけております。これらの行為は布施行として私たち、人間のささやかな修行の一種かも知れません。

家庭での仏事について

問い古い御守や古い御札はどうしたらいいのですか?

私たちを守り、利益を授けてくれた弁天様に、「いつも優しい存在を感じることができました。一年間守ってくれてありがとうござした。」などと感謝をこめて御礼し當山に持参するか、あるいは郵送して下さい。
郵送されたお守り、祈祷札は、當山で弁天様に感謝の奉告を致しまして、一月中旬に御祈祷し御焚き上げさせていただきます。
また、初参り(お宮参り)の祈祷札は最初の七五三を目処に返納していただき、七五三の祈祷札は一年間を目処に返納して下さい。
基本は一年間で返納とお考え下さい。

問い御札の飾り方は?

御祈祷した「御札」は、ご本尊・弁天様と同体です。
お飾りする室内は常に清潔にして下さい。
御札は、北を背にして南向き、神棚に御飾りするか、無い場合、机やタンスなどに置き、きれいに水拭きしてお祀りして下さい。(仏壇にはお祀りしないで下さい。)

問い厄除けをした日はいつも通りすごしていいの?

厄年は、前厄・本厄・後厄を含め、約千日あります。厄除けした日だけではなくその約千日の間、他人と比べたりするのではなく自分自身を見つめ直し、新しい自分自身をつくる自己形成の時期です。弁天様に見守られながらその時期に各々目標に向かって一日一日を慎重に大切に過ごして下さい。

問いいただいた御守はどうしたらいいの?

全部の御守はすべて御祈祷しておだししています。御守も弁天様と同体です。
身近に身に着けていただき大切にして下さい。かばんの中、ランドセル、財布の中、どこでも結構です。

問いなぜ七五三参りするのですか?

元々、中国からの伝わってきて、奇数は陽数、偶数は陰数ということで、奇数は縁起がいいということが始まりです。それを日本では明治以降十一月十五日に七・五・三のお祝いの儀式し無事成長を願ったのが始まりです。

問い除夜の鐘の意味は?

一年最後の夜を「除夜」といい、除夜は一年を除くという意味で当山でも除夜の鐘で過ぎ去った一年を反省し、来るべき年の幸福を願って鐘をつきます。
この風習は仏教を生み出したインドにはなく、中国の宋の時代にはじまり、鎌倉時代に日本に輸入されたものです。
ある地方では、「二年参り」といって、三十一日から元旦にかけて社寺に参拝すると二年分の利益が得られるといわれております。

問い正月になぜもちを食べるのか?

現代人は、一度命を授かったら生涯それが機能するものと思っている方がおおいのですが、私たちの先祖は魂はたびたび補充しなければならないと考えていたようです。いうなれば命の更新ということでしょう。
日本人が正月に必ず餅をたべるのは、正月の神である歳神から新たな一年を無事に暮らすための魂を授かるという意味があったのです。ですから正月は命の更新を行う時であり、そのための大切な食物が餅だったのです。

問い正月飾りって何?

正月には普段と異なった特別な飾り物をします。たとえば玄関先に門松を建てたり、注連縄を吊るすことは現代の都市部でもおこなわれており、特に注連飾りは、年末になるとコンビ二の店頭にも並べられます。
正月には特別な神が家々を訪問すると信じられていたのです。この神は歳神・歳徳神などとよばれています。普通は姿かたちはなく、ただ漠然と作神、つまり農耕の神様だと伝えられている例が多いといわれています。
歳神の依代が門松であり、この神を祀る場所が歳棚であります。また歳神の祭場である家屋を神聖な場とみなし、外界と区別するために注連飾りを吊るすのであります。

問いなぜ初参り(お宮参り)をするのですか?

古来は、医療技術もない時代ですから、2、3日で亡くなってしまう赤子が多かった訳です。一ヶ月近くになり、ようやく新しい家族の一員として認められ、その家の氏神様に紹介・挨拶をするということが初参り(お宮参り)の主旨であります。

問い節分て何?

「節」というのは、季節の分かれるときの意味で、もともとは立春・立夏・立秋・立冬など二十四節気に移るときの節目をすべて節分といっていたのです。 しかし、いつのころからか立春に移る前日のことを、とくに節分というようになりました。
節分はその昔、百鬼夜行のときと考えられ、鬼がうようよするころと考えられていたのです。 そこで新しい季節を迎えるにあたって、鬼のたぐいを追い払う必要がありました。鬼を払うことで豆をまきますが、魔目=摩滅に通じているといわれております。
当山は2月の第一日曜日が節分会です。

問い数珠とは?

数珠は念珠とも呼ばれていますが、もともとは真言(念仏)の回数を数える為の道具でした。珠のなかをつらぬいている糸は、仏の慈悲の心をあらわし、これを人々の心にとおして仏につなぐという意味がこめられています。珠が輪になっているのは、心を円(まる)くするという意味があります。ひもや房がきれてしまうと縁起がわるいようですが、これは、「悪縁がきれた」と考えられるので、気にすることはありません。

仏教の言葉について

問い巳の日とは?

十二日に一度の干支の巳(み)の日であり、弁天さまを常にお守りしているのが、白蛇といわれ、弁天様の降誕、示現、誓願など縁(ゆかり)が深い日です。

問い真言とは?

仏さまと対話する為の言葉であり、自分の唱えた真言すべてが仏さまになって自分自身をとり囲んで下さり、妄念や邪念を取り払います。
また、真言宗の開祖・弘法大師(空海)は「真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く」と言う。まさに仏さまに対する純真、無垢な真の言葉であると思われます。

布施弁天について

問い御前立ちってなんですか?

ご本尊の前に立っている、分身の具体的なご本尊様のことです。布施弁天のご本尊様は3寸(約9センチ)のご本尊様です。中々、外陣でお参りしてもわかりづらい方もいます。御前立ちがあることで、より鮮明な願いを告げることができるのだと思います。

問いなぜ弁天様は琵琶をひいてないのですか?

弁天様は、大日経に説かれている琵琶をひいている弁天様と、金光明最勝王経による八臂弁財天(八本の手)をもっている弁天様がいます。布施弁天の御前立ちの弁天様は、八臂弁財天となっております。どちらが本物かといわれますが、両方本物です。

問い弁天様はカップルで行ったり、夫婦で行くと嫉妬するから、一人で行った方がよいのですか?

弁天様は嫉妬はしません。仏教は慈悲の宗教です。愛は本質的に自己愛であります。親子・恋人・夫婦を所有物とみたり、愛は愛する対象に向かって執着を起こしたり(渇愛)最後に愛は憎しみと背中合わせになったりすることで、仏教では愛を否定し、慈悲(見返りを求めない愛)と呼んでいます。
弁天様は愛に執着はありません。女性というだけで嫉妬するという見方は、何かに執着がある人を呼ぶのではないでしょうか。

問いなぜ弁天様のまわりにお堂があるのですか?

弁天様のまわりにお堂が多くあるのは、弁天様は女性であり、その女神さまを多くの神様が協力し助け合い、皆様方の願い、または悩み苦しみを各々の仏さまがそれぞれの役目をもって、救ってあげるという神仏習合し集合した霊験豊かな地ではないのかと思われます。

問い三重塔はなぜあるのですか?

三重塔はお釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀るために造られたもので、布施弁天では、昭和四十八年、38代秀淳大僧正が建立しました。
お釈迦様の教えに一歩でも近づく為のものとして建立したと思われます。

問い弁天様の両隣に大黒さんと毘沙門天さんがいるのですか?

こちら布施弁天は真言宗であり、真言密教の教えであります。大黒天さんと毘沙門天さんは特に、密教を通じて信仰された為、大黒様と毘沙門天様が両隣にいらっしゃります。

問いなぜ玉垣があるのですか?

普通の檀家寺(主に供養するお寺)では墓地が多くありますが、こちら布施弁天は(主に祈願するお寺)ですから、奉納という形で玉垣をあげて頂き、布施弁天のお寺を維持するために、そして、弁天様はじめ、多くの神様、仏さまが見守る中、玉垣に名前を書き、その家々の所願(諸々の願い)が成就するようにということで、皆様にご協力していただいております。

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